AIプログラミング・バイブコーディングは危険?生成AIでWebサイト制作する前に知るべき設計と検証の重要性

生成AIを使えば、Webサイトやシステムは驚くほど短時間で作れる時代になりました。

「こんなホームページを作って」
「予約フォームを付けて」
「問い合わせ管理の仕組みを作って」

このようにAIへ指示するだけで、見た目の整ったWebサイトや、それなりに動くシステムが一気に形になります。

最近では、このようなAIを使った開発スタイルを「バイブコーディング」と呼ぶことも増えてきました。

バイブコーディングとは、細かくコードを書くのではなく、AIに自然な言葉で指示しながら、生成・実行・修正を繰り返して開発していくスタイルのことです。

つまり、プログラミングの専門知識がない人でも、AIと対話しながらWebサイトやアプリを作れる時代になってきたということです。

これは、とても大きな変化です。

しかし、ここで一つ大切なことがあります。

AIで作れたものが、そのまま「本当に使えるWebサイト」や「安心して運用できるシステム」とは限らないということです。

この記事では、26年間システムエンジニアとして開発現場に関わってきたIhyFactory代表の視点から、AIプログラミングやバイブコーディングの可能性と注意点をわかりやすくお伝えします。

バイブコーディングとは?AIに自然な言葉で指示して開発する新しいスタイル

バイブコーディングとは、AIに対して自然な言葉で指示を出しながら、Webサイトやアプリ、システムなどを作っていく開発スタイルです。

従来のプログラミングでは、人間がコードを一行ずつ書き、エラーを確認し、修正しながら開発していました。

一方、バイブコーディングでは、次のような流れになります。

  • 作りたいものをAIに伝える
  • AIがコードや画面を生成する
  • 実際に動かして確認する
  • 気になる点をAIに伝えて修正する
  • さらに改善を重ねる

たとえば、次のような指示でも開発が進みます。

「飲食店向けの予約ページを作ってください」
「スマートフォンで見やすいデザインにしてください」
「問い合わせフォームを追加してください」
「管理者だけが見られる一覧画面を作ってください」

このように、専門的なコードを書かなくても、AIに意図を伝えることで開発が進んでいきます。

バイブコーディングは、AI時代らしい非常に魅力的な開発スタイルです。

ただし、感覚的に作れるからこそ、注意も必要です。

生成AIでプログラミングは本当に簡単になった

現在、AIを使った開発環境は大きく進化しています。

AIエージェント型の開発環境では、AIが計画を立て、コードを書き、検証まで支援するようになっています。また、文章で指示するだけでWebサイトやアプリを作れることを訴求するAIサービスも登場しています。

つまり、AIは単なる相談相手ではなく、実際に手を動かしてWebサイト制作やシステム開発を進める存在になりつつあります。

これは、長年プログラミングをしてきた立場から見ても、本当にすごいことです。

以前であれば、何時間もかけてコードを書き、何度も動作確認をしながら作っていたものが、AIへの指示だけで短時間に形になります。

AIでホームページを作る。
AIで業務システムを作る。
AIで問い合わせフォームや予約機能を作る。

こうしたことは、すでに現実的な選択肢になっています。

26年間システム開発に関わってきたからこそ、AIのすごさがわかる

私は、26年間の会社員時代に、プログラマーからのたたき上げでシステムエンジニアをしてきました。

これまで、無数のプログラムを書いてきました。

仕様を確認し、設計し、コードを書き、テストし、バグを直し、またテストする。

そんな作業を長年続けてきたからこそ、今の生成AIのスピードには本当に驚かされます。

これまでなら何時間、何日もかけて作っていたものが、AIへの指示ひとつで一気に形になる。

しかも、見た目だけで言えば、かなり高いクオリティのものが出てきます。

だからこそ、AIプログラミングやバイブコーディングは、これからのWeb制作やシステム開発において、大きな力になると感じています。

一方で、長年開発現場を見てきたからこそ、怖さも感じます。

見た目ができていることと、実務で安心して使えることは違うからです。

AIプログラミングやバイブコーディングは初心者でもできる。でも、そこに危険もある

AIプログラミングやバイブコーディングは、プログラミング知識がない方でも始められます。

作りたいものを言葉で伝えれば、AIがコードを書いてくれます。画面のデザインも作ってくれます。エラーが出れば、修正案も出してくれます。

そのため、初心者の方が「これなら自分でもシステムを作れるのでは?」と感じるのは自然なことです。

ただし、実務で使うWebサイトやシステムとなると、話は少し変わります。

たとえば、次のような確認が必要になります。

  • 入力された情報は正しく保存されるか
  • スマートフォンでも問題なく使えるか
  • 問い合わせが確実に届くか
  • 予約や注文の流れに抜け漏れがないか
  • セキュリティ上の問題がないか
  • あとから修正しやすい作りになっているか
  • クライアントの実際の業務に合っているか

見た目がきれいでも、これらが確認できていなければ、安心して使えるものとは言えません。

AIはとても便利です。

しかし、AIが出したものをそのまま信じてしまうのは危険です。

特にバイブコーディングは、感覚的にどんどん作れる反面、コードの中身や設計の意味を理解しないまま進めてしまうリスクがあります。

「動いているから大丈夫」ではなく、「なぜ動いているのか」「どこに問題が起きそうか」まで確認することが大切です。

Webサイトやシステムは、いきなり作るものではない

Webサイト制作やシステム開発は、本来いきなりコードを書くものではありません。

まずは、クライアントから話を聞きます。

  • 何のために作るのか
  • 誰に見てもらうのか
  • どんな行動につなげたいのか
  • どんな情報を掲載するのか
  • どのように更新していくのか
  • 将来的にどんな拡張を考えているのか

こうした内容を整理する工程を、要件定義といいます。

その後、サイト全体の構成や機能の流れを考える概要設計を行います。さらに、各画面や各機能をどのように作るかを決める詳細設計があります。

そして、設計をもとにプログラミングを行い、テストをします。

ざっくり言うだけでも、次のような工程があります。

  • ヒアリング
  • 要件定義
  • 概要設計
  • 詳細設計
  • プログラミング
  • 単体テスト
  • バグ修正
  • 結合テスト
  • 総合テスト
  • 納品
  • 運用サポート

AIは、この中の多くの作業を助けてくれます。

設計書のたたき台を作る。
コードを書く。
テスト項目を洗い出す。
エラーの原因を調べる。
操作マニュアルを作る。

こうした作業は、AIの得意分野になりつつあります。

しかし、何を作るべきかを判断すること。できたものが正しいか確認すること。クライアントの目的に合っているかを見極めること。

ここは、まだ人間側の責任です。

AIで家が建つ時代だとしても、本当に住める家かは別問題

AIプログラミングやバイブコーディングを、家づくりに例えてみます。

今のAIは、たとえるなら「こんな家を建てて」と伝えるだけで、ボーンと家が建ってしまうようなものです。

外観はおしゃれ。
屋根もある。
壁もある。
玄関もある。
部屋もある。

ぱっと見た感じは、立派な家に見えるかもしれません。

でも、本当に住める家かどうかは別です。

  • 地盤は大丈夫なのか
  • 基礎はしっかりしているのか
  • 雨漏りはしないのか
  • 隙間風は入らないのか
  • トイレやお風呂は使いやすいのか
  • 生活動線は考えられているのか
  • 何年も安心して住めるのか

見た目がきれいでも、住んでみたら欠陥だらけだった。そんなこともあり得ます。

Webサイトやシステムも同じです。

画面がきれいでも、使いにくければ意味がありません。

動いているように見えても、データが正しく保存されなければ問題です。

公開できても、セキュリティが弱ければ危険です。

納品時は動いても、少し変更しただけで壊れるようでは困ります。

つまり、AIが作ったものをそのまま納品するのではなく、本当に使えるものかどうかを見極める力が必要なのです。

バイブコーディングで「作れる人」は増える。でも「仕上げられる人」は別

バイブコーディングによって、Webサイトやシステムを作る入口は大きく広がりました。

これはとても良いことです。

これまでプログラミングに苦手意識があった方でも、アイデアを形にしやすくなりました。小さな店舗や個人事業主でも、業務改善やWeb活用に挑戦しやすくなっています。

ただし、ここで分けて考えたいことがあります。

作れることと、事業で安心して使える状態に仕上げることは違います。

AIが作った画面を見て「すごい」と感じることは簡単です。

しかし、事業で使うなら、次のような視点が必要です。

  • お客様が迷わず使えるか
  • 問い合わせや予約につながる導線になっているか
  • 更新や修正がしやすいか
  • スマートフォンで見やすいか
  • SEOの基本が押さえられているか
  • 公開後の運用に無理がないか

バイブコーディングで作ることはできます。

しかし、事業に役立つWebサイトに仕上げるには、設計・検証・改善の視点が欠かせません。

AIプログラミングで本当に必要なのは、コードを書く力だけではない

これからの時代、コードを書く作業そのものはAIによってどんどん効率化されていきます。

だからこそ大切になるのは、単純なコーディング力だけではありません。

必要なのは、次のような力です。

  • 何を作るべきか整理する力
  • 必要な機能と不要な機能を分ける力
  • 業務の流れを理解する力
  • 画面の使いやすさを考える力
  • セキュリティや保守性を意識する力
  • AIが作ったものを検証する力
  • クライアントにわかりやすく説明する力

AIは優秀なアシスタントです。

しかし、目的地を決めるのは人間です。完成したものが安全かどうか判断するのも人間です。

AIを使ったWeb制作で本当に重要なのは、AIに丸投げすることではありません。

AIを片腕として使いながら、全体を設計し、確認し、改善していくことです。

AIは専門家を不要にするのではなく、専門家の力を広げる

AIによって、Webサイト制作やシステム開発のハードルは大きく下がりました。

これは、中小企業や個人事業主にとって大きなチャンスです。

以前よりも短い期間で、ホームページの改善や業務効率化ツールの作成に取り組みやすくなりました。

ただし、AIがあるから専門家が不要になるわけではありません。

むしろ、専門家の役割は変わっていくと感じています。

これまでは、コードを書く作業に多くの時間がかかっていました。

これからは、AIに作らせるための設計、指示、確認、改善の比重が大きくなります。

たとえば、AIには次のような作業を任せることができます。

  • Webサイト構成案の作成
  • 画面レイアウトのたたき台作成
  • プログラムコードの生成
  • テスト項目の洗い出し
  • エラー原因の調査
  • クライアント向け説明文の作成
  • 運用マニュアルの作成

これらをうまく活用すれば、制作スピードは大きく上がります。

しかし、そのためにはAIに何を頼むべきかを判断する力が必要です。AIの出力が正しいかどうかを見抜く力も必要です。

AIは「誰でもプロになれる魔法の道具」ではありません。

使う人の知識や経験を、何倍にも広げてくれる道具だと考えています。

IhyFactoryがAIを使ったWeb制作で大切にしていること

IhyFactoryでは、AIを積極的に活用しながらWebサイト制作やホームページ改善に取り組んでいます。

ただし、AIに丸投げする制作ではありません。

代表は、26年間の会社員時代にプログラマーからシステムエンジニアとして経験を積んできました。

そのため、AIで短時間に形を作るだけでなく、次のような視点を大切にしています。

  • 事業の目的に合っているか
  • 問い合わせや予約につながる導線になっているか
  • お客様自身が更新しやすいか
  • スマートフォンで見やすいか
  • 将来的な運用に無理がないか
  • 公開後も改善しやすい作りになっているか

AIを使えば、制作スピードは上がります。

しかし、Webサイトの目的は「早く作ること」ではありません。

問い合わせにつながること。お店や会社の魅力が伝わること。安心して運用できること。

そこまで考えて作ることが大切です。

AIでホームページを作りたい方へ

AIでホームページを作ること自体は、これからますます一般的になっていくと思います。

ただ、次のような方は、一度専門家に相談することをおすすめします。

  • AIで作ったホームページを事業用に使いたい
  • バイブコーディングで作ったサイトを公開前に確認してほしい
  • 問い合わせにつながるサイトにしたい
  • 古いホームページをAIも活用して作り直したい
  • 自社の業務に合った簡単な仕組みを作りたい
  • AIで作ったものが本当に大丈夫か確認してほしい
  • 富士見市周辺で相談できるWeb制作事業者を探している

AIはとても便利です。

しかし、事業で使うなら、見た目だけでなく、設計・導線・運用・安全性まで考える必要があります。

IhyFactoryでは、AIのスピードとシステムエンジニアとしての設計経験を組み合わせ、地域の店舗・企業さまに合ったWeb活用をサポートしています。

富士見市周辺でAIを活用したWeb制作を相談したい方へ

富士見市周辺でも、ホームページの見直しやWeb活用に悩んでいる店舗・企業さまは少なくありません。

たとえば、次のようなお悩みはありませんか。

  • 古いホームページをそのまま使っている
  • スマートフォンで見づらい
  • 問い合わせにつながっていない
  • 更新方法がわからず放置している
  • AIを使って効率よく作り直したい
  • 自社に合ったWeb活用の方法がわからない

AIを使えば、制作のスピードは上げられます。

しかし、地域の店舗や企業にとって大切なのは、ただ早く作ることではありません。

誰に見てもらうのか。
何を伝えるのか。
問い合わせ、予約、来店にどうつなげるのか。

この部分を整理してから作ることで、Webサイトは事業に役立つものになります。

IhyFactoryでは、富士見市を中心に、ホームページ制作、Webサイト改善、SNS活用、公式LINE、デジタルサイネージなどを組み合わせた販促導線づくりをサポートしています。

AIを使った効率的な制作と、事業に合わせた設計の両方を大切にしながら、地域の店舗・企業さまのWeb活用をお手伝いします。

まとめ:バイブコーディング時代だからこそ、誰が設計するかが大切になる

生成AIによって、Webサイトやシステムは以前よりも短時間で作れるようになりました。

バイブコーディングによって、専門的なコードを書かなくても、AIと対話しながら開発できる時代になっています。

これは大きなチャンスです。

しかし、AIで作れるからといって、何の知識もなく実務システムを作ってしまうのは危険です。

大切なのは、AIを使うことそのものではありません。

  • 何を作るのか
  • なぜ作るのか
  • 誰のために作るのか
  • どう使われるのか
  • 安全に運用できるのか
  • 将来の変更にも耐えられるのか

ここまで考えたうえでAIを使うことです。

AIは、専門家の代わりになるというより、専門家の片腕になります。

設計を理解している人が使えば、AIはとても強力です。

テストや運用を理解している人が使えば、AIは頼もしい相棒になります。

クライアントの目的を理解している人が使えば、AIは成果につながる制作力になります。

AIでプログラミングができる時代。
バイブコーディングで誰でも作り始められる時代。

だからこそ、これから問われるのは「コードを書けるか」だけではありません。

本当に問われるのは、AIに何を作らせるべきかを判断できる力です。

そして、それこそが、これからのWeb制作・システム開発における大きな価値になると感じています。


AIを活用したWeb制作・ホームページ改善のご相談

IhyFactoryでは、富士見市を中心に、店舗・企業さまのホームページ制作、Webサイト改善、AI活用、SNS・販促導線づくりをサポートしています。

「古いホームページを見直したい」
「AIを使って効率よくWebサイトを作りたい」
「バイブコーディングで作ったサイトを事業用に整えたい」
「自社に合ったWeb活用を相談したい」

このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

IhyFactoryは、AIのスピードと26年のシステムエンジニア経験を活かし、事業に本当に役立つWeb活用をお手伝いします。

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